建築・土木業界でキャリアアップを目指す技術者の皆さんにとって、職務経歴書は自身の技術力と現場力を証明する重要な書類です。
特に施工管理や設計職は、プロジェクトの規模や役割が多岐にわたるため、情報を整理してわかりやすく表現することがポイントとなります。この記事では、採用担当者の目を引く職務経歴書の書き方を、構成要素ごとに詳しく解説します。
職務経歴書の基本・見られるポイント
履歴書が「いつ、どこで働いていたか」という事実を確認するための書類であるのに対し、職務経歴書は「何ができるか、どう貢献できるか」を売り込むプレゼン資料です。
| 履歴書 | 職務経歴書 | |
| 役割 | プロフィールを公的に証明する | 技術力と課題解決力をアピールする |
| 記載内容 | 学歴、職歴の期間、保有資格など | 具体的な業務、使用ツール、実績、強み |
| 形式 | 市販やWebの定型フォーマット | 自由形式(A4・2枚程度が理想) |
採用担当者が重視するのは職務経歴書であり、特に以下3点は注目されるポイントです。
- 専門性(どのような構造物・分野を経験してきたか)
- 役割と責任(現場代理人、主任技術者、設計担当としての裁量)
- 再現性(自社プロジェクトでも即戦力として動けるか)
施工管理・設計職の職務経歴書のポイント
ここからは、施工管理・設計職が押さえておきたい職務経歴書の書き方を、具体的な構成に沿って解説します。
【職務要約】キャリアの全体像を要約
冒頭の3〜5行で、これまでのキャリアを簡潔にまとめます。多忙な採用担当者に職務経歴書を最後まで読んでもらうためには、この職務要約でどれだけ興味を引けるかが重要です。
【施工管理】書き方の例
| 〇〇ゼネコンにて、主にマンションや商業施設の施工管理に10年間従事。現場代理人として最大3億円規模の案件を担当し、工期遵守と安全管理に強みがあります。 |
【設計職】書き方の例
| 意匠設計として公共施設やオフィスビルの基本設計・実施設計を担当。AutoCADやRevitを使用し、BIMを用いた効率的な設計手法を実践してきました。 |
数字や使用ツールを盛り込み、簡潔かつ具体的に表現することがポイントです。
【職務経歴詳細】プロジェクトごとに実績を整理
職務経歴詳細は、プロジェクト単位で表形式にまとめると視認性が高まります。各プロジェクトでは、以下の項目を明確に記載しましょう。
- 期間
- プロジェクト名・場所
- 構造・規模(階数、延床面積、構造種別など)
- 工期・請負金額
- 役割(メンバー数や担当した業務範囲)
【施工管理】書き方のポイント
| 工程管理・品質管理・安全管理など、自身が担った領域を明確に記載します。原価低減や工程短縮など、成果はできる限り数値化しましょう。 書き方の例:工程管理・品質管理・安全管理を担当。週次工程会議の運営により工程遅延を未然に防止し、工期を予定通り遵守。協力会社との調整を通じて資材手配の効率化を図り、原価を約5%削減。無事故・無災害での竣工を達成しました。 |
【設計職】書き方のポイント
| 基本設計・実施設計・監理など、担当フェーズを明示します。法規対応や施主・施工会社との調整経験も評価対象となります。 書き方の例:基本設計から実施設計までを一貫して担当。建築基準法および条例への適合確認を行い、行政協議を主導。施主・施工会社との定例打合せを通じて仕様調整を行い、コストバランスとデザイン性を両立。Revitを用いたBIM設計により、設計変更時の手戻りを削減しました。 |
【活かせる知識・技術】資格とスキルをわかりやすく
保有資格や使用可能なツールを、箇条書きで整理します。取得予定の資格がある場合は、「〇年〇月取得に向けて勉強中」と記載するとアピール材料となります。
- 建築士、施工管理技士などの資格
- 使用可能なCADソフト(ソフト名・バージョン・経験年数)
- 建築基準法、公共建築工事標準仕様書への理解度
上記を参考に、実務で活かせる知識・技術を意識して記載しましょう。
【自己PR】技術以外の強みをアピール
自己PRでは、技術力以外の強みを伝えます。建築・土木業界で特に評価されやすいのは、以下の3点です。
①コミュニケーション能力
建築・土木業界では多くの関係者が関わるため、円滑な情報共有と調整力が欠かせません。施主、設計者、協力会社、近隣住民など、多方面との折衝経験があれば積極的に記載しましょう。
②危機管理能力・柔軟な対応力
天候不良や資材遅延、突発的なトラブルなど、不測の事態への対応力は重要な評価ポイントです。事故ゼロを継続している姿勢や、トラブル時のリカバリー経験を具体的に示しましょう。
③若手育成・マネジメント
後輩指導や協力会社の統率力は、現場全体の生産性を左右する重要な要素です。自身の経験をどのようにチームに還元してきたかを伝えましょう。
まとめ|トランスコスモスでは施工管理・設計職を採用中!
建築・土木業界の施工管理・設計職では、職務経歴書を通じて「何を経験してきたか」だけでなく、「どのように現場に貢献できるか」を伝えることが重要です。プロジェクトごとに役割と成果を整理しつつ、自己PRではコミュニケーション力や危機対応力を具体例で補強しましょう。
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