システムエンジニア・インフラエンジニアの求人ニーズは、全体としては高まっています。一方で、人気企業や好条件のポジションでは競争が激化しており、技術力があるにもかかわらず、書類で落とされてしまうケースも少なくありません。
この記事では、システムエンジニア・インフラエンジニア向けに、採用担当者に「会ってみたい」と思わせるための、職務経歴書の作成ノウハウを解説します。
職務経歴書の基本・見られるポイント
まず、履歴書と職務経歴書の違いを理解しておきましょう。簡単に言うと、履歴書は「基本スペック」、職務経歴書は「プレゼン資料」です。
| 履歴書 | 職務経歴書 | |
| 役割 | プロフィールを公的に証明する | 技術力と課題解決力をアピールする |
| 記載内容 | 学歴、職歴の期間、保有資格など | 具体的な業務、使用ツール、実績、強み |
| 形式 | 市販やWebの定型フォーマットを使用 | 自由形式(A4・2枚程度) |
採用担当者が注目するのは職務経歴書であり、特に以下の3点が重要視されます。
- 技術マッチ度
募集ポジションで求められる言語・環境・ツールと合致しているか、新しい技術を習得できる素地があるかが見られます。
- プロジェクトへの関わり方
「言われたものを作った」のか、「自ら提案して改善した」のか。上流工程の経験や、チーム内での立ち回りも評価対象となります。
- ビジネスへの貢献度
技術を通じて、顧客や自社にどのような価値をもたらしたか。コスト削減、業務効率化、売上向上など、成果内容が重視されます。
エンジニアの職務経歴書のポイント
読みやすく、伝わる職務経歴書にするためには、以下の4部構成を意識しましょう。
- 職務要約(サマリー)
- 職務経歴詳細(プロジェクト実績)
- 活かせる経験・知識(テクニカルスキル)
- 自己PR(ヒューマンスキル)
ここからは、それぞれのセクションについて、具体的な書き方を解説します。
【職務要約】キャリアの全体像を一目でアピール
採用担当者がまず最初に目にする部分であり、ここで興味を惹けるかどうかが「読まれる職務経歴書」の分かれ目となります。
以下の3点を意識し、具体的な数字を交えて200〜300文字程度にまとめましょう。
- キャリアの全体像
- 得意分野(技術・業務)
- 主な実績
書き方の例
| Web系システム開発会社のSEとして8年間、主にECサイトの設計・構築に従事。Java、PHPでの開発経験に加え、AWSを用いたインフラ設計も担当。直近では5名体制のチームリーダーとして、アジャイル開発を導入し、納期を従来比20%短縮しました。 |
【職務経歴詳細】メインコンテンツ
自分の業務内容や成果を伝える重要なセクションです。システムエンジニア・インフラエンジニアの場合は、プロジェクトごとに直近の案件から過去へ遡る「逆編年体形式」でまとめると読みやすくなります。
各プロジェクトについて、以下の項目を整理しましょう。
- プロジェクト名・概要
- 期間
- 規模(人数・予算)
- 担当工程(要件定義〜保守運用など)
- 使用環境(OS、言語、DB、ツール)
- 実績・工夫した点(可能な限り数値化する)
システムエンジニアのポイント
| 製造した事実を並べるのではなく、業務理解や改善意識を示すことが重要です。 悪い例:要件定義で〇〇機能を追加し、業務効率を改善しました。良い例:顧客の業務課題をヒアリングし、手作業による入力ミスや二重登録を削減するため、要件定義段階で〇〇機能を追加提案。業務フローを見直すことで、業務効率を30%改善しました。 |
インフラエンジニアのポイント
| 安定稼働、セキュリティ、昨今必須のクラウド化・自動化の経験を盛り込みましょう。 悪い例:サーバーの構築および運用を担当。AWS環境の設定や監視業務を行いました。良い例:オンプレミスからAWSへの移行プロジェクトを主導。構成見直しによりコストを20%削減しつつ、可用性を向上しました。また、24/365の監視運用体制を設計し、障害検知から復旧までのフローを確立。MTTRを約30分短縮することに成功しました。 |
【活かせる知識・技術】表や箇条書きでわかりやすく
採用担当者が、エンジニアの技術やスキルを把握するためのセクションです。表形式や箇条書きで整理し、バージョンや経験年数も明記しましょう。
【書き方の例】
| 具体的な内容・使用ツール | 経験年数 | |
| OS | Linux (RHEL/CentOS), Windows Server | 8年 |
| 言語 | Java (Spring Boot), Python, Go | 8年 |
| クラウド | AWS (EC2, S3, Lambda, RDS), Azure | 5年 |
【自己PR】人間力をアピール
技術スキル以外の強みを伝えるセクションです。特に、BPO企業や大手Slerでは、チーム連携や顧客志向も重視されます。応募する企業の特性と自分の強みに応じて、最適なアピールを選びましょう。
以下に、システムエンジニア・インフラエンジニアが評価されやすい自己PRの例を紹介します。
①コミュニケーション力
エンジニア同士のやり取りだけでなく、非エンジニアの顧客や他部署と円滑に意思疎通を図る力は高く評価されます。専門用語をそのまま使うのではなく、業務背景や目的に紐づけて説明できるか、要望を正確に引き出せるかがポイントです。
②マネジメント力
メンバー管理、進捗調整、コードレビューを通じた品質担保や若手育成の経験は、プロジェクト全体を俯瞰できる人材として評価されます。正式な役職がなくても、サブリーダー的な立場での経験があれば十分にアピール可能です。特に、プロジェクトリーダーや管理職を目指す人にとって、有効な自己PRとなります。
③自己研鑽
技術の変化が速いIT業界では、継続的な学習姿勢そのものが評価対象になります。資格取得や勉強会参加、業務外での技術検証などは、「新しい技術を吸収し、現場に還元できる人材」であることの裏付けになります。
まとめ|トランスコスモスBPOではエンジニアを採用中!
システムエンジニア・インフラエンジニアの職務経歴書では、技術力・成果・プロジェクトでの立ち回りをバランスよく伝え、採用担当者に「自社で活躍している姿」を想像させることが重要です。テクニカルスキルだけでなく、ビジネス視点を持った技術者として評価されることで、書類通過率は大きく高まります。
トランスコスモスのBPOサービスでは、システムエンジニア・インフラエンジニアのキャリア採用を行っています。多業種のお客様企業の課題解決に携わりながら、技術力・マネジメント力・経営視点を磨ける環境です。
自らの技術や知見で、お客様企業のビジネスの成長に貢献したいエンジニアからのエントリーをお待ちしています。詳しくは、トランスコスモスのBPOサービスの採用サイトをご覧ください。