どんな会社でも通用する人材になれる!BPOの仕事で得られる多様な技術・知見

企業が抱えるバックオフィス業務や顧客対応業務、生産管理などのオペレーションを最適化するBPOサービス。近年は、お客様企業の業務改善やDX推進のパートナーとして期待が高まり、エンジニア、バックオフィス経験者、現場管理経験者など、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍しています。

しかし、BPOサービスの具体的な仕事内容は外からは見えにくく、イメージしづらいと感じる人も少なくないようです。この記事では、BPOが担う業務の実態や、仕事を通して得られるスキル・知見、トランスコスモスBPOサービスの職種・キャリアパスについて紹介します。

BPO業界とは?

BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは、企業の業務プロセス全体を受託し、設計・運用・改善まで一気通貫で支援するサービスです。

対象業務は多岐にわたり、例として以下のような領域をカバーしています。

  • バックオフィス(総務・経理・人事)
  • コンタクトセンター
  • IT運用、システム保守
  • 製造・建設業界のサポート業務
  • 販売管理、在庫管理などの業務管理

近年はAI・RPA・クラウドなどを活用した効率化・高度化プロジェクトが増加。単なる作業代行ではなく、課題整理、業務設計、改善提案、マネジメントまで担うビジネス変革のパートナーとしての役割が求められています。

BPOで身につくスキル・知見

BPOの仕事で培われる企画・管理・マネジメントなどのスキルは、多くの職種に共通するものです。

顧客のニーズ把握

BPOプロジェクトで最初に重要となるのが、顧客の課題構造を正しく理解することです。ヒアリングにより、業務量・業務工程・ボトルネックなどを整理し、課題を言語化します。

このニーズを正しく汲み取る力は、あらゆる職種で必要となるスキルです。システムエンジニアや機械設計でいうと要件定義にも通ずるプロセスで、上流工程で必要なコミュニケーション力が磨かれます。

プロジェクトの立ち上げ

BPOでは、お客様企業の要望に応じて、最適なチームや運用体制をゼロから立ち上げます。人員配置、役割分担、KPI設計、必要なITツールの選定まで幅広く担い、まさにプロジェクトマネージャーの仕事そのものです。

他業界では経験しにくい「組織の立ち上げ」を若手のうちから経験できるのは、多様なプロジェクトを抱えるBPO企業ならではの魅力といえます。

業務フローの設計

業務を受託する際には、手順書やワークフロー、品質基準などを設計します。製造業の生産管理、建築・施工管理の工程管理、ITの運用設計に通じる要素が多く、プロセス思考力が磨かれます。

さらに、RPAや自動化ツールを活用した改善提案に携わる機会も多く、デジタル領域の知見も蓄積されていきます。

プロジェクト管理

BPOの仕事では、KPI進捗や品質チェック、工数管理、顧客報告など、日常的にプロジェクト管理を行います。業務管理の可視化、課題発見、改善施策の推進などは、どの業界でも求められる普遍的なスキルです。BPOでの運用管理を通じて、プロジェクトマネージャーの素養が身に付きます。

チームマネジメント

BPOでは、数名〜数十名規模のチームをリードする機会も多く、業務教育、シフト管理、評価など、幅広いマネジメントを経験できます。現場の管理からプロジェクト全体の統括までさまざまな規模のリーダー職があるため、自分の力量に応じたポジションから段階的にステップアップすることが可能です。

製造ラインのリーダー、建設現場の施工管理、販売・小売りでの店長などを経験した人は、知見を活かして働けます。プロジェクトマネージャーや事業企画などの責任者をめざす人にとって、BPOサービスは組織づくりや業務設計、マネジメントスキルを高めるのに最適な職場ともいえるでしょう。

PDCA推進

BPOの現場では、日々の運用改善が成果につながるため、「仮説→実行→検証→改善」のPDCAサイクルを高速で回すことが求められます。エラー率の改善、業務コスト削減、新システムの導入など、改善テーマは多岐にわたり、自ら設定した施策が数値として成果に表れる手応えのある環境です。

また、改善活動を繰り返す中で、問題の原因を構造的に捉える分析力、仮説を立てて検証する論理的思考といったビジネススキルも磨かれます。PDCAの推進力は、製造・物流・建設・ITなど、現場改善が重視されるあらゆる業界で共通して求められる能力です。

トランスコスモスBPOで活躍する職種・目指せるキャリア

トランスコスモスのBPOサービスでは、事務・人事・総務といったバックオフィスから、エンジニアや機械設計、プロジェクトマネージャーなど、さまざまな専門人材が活躍しています。

たとえば、エンジニアリングトランスフォーメーションサービス本部は、製造業のDX化や、自動車部品や建設機械の設計開発を支援する部署。システムエンジニアや機械設計エンジニアが中心となって活躍しています。

アーバンソリューションサービス本部では、建築・土木業界の設計・施工・維持管理のDX化を推進。施工管理や設計職の経験者は知見を活かして働くことができ、CADエンジニア、BIMエンジニアといった専門職種もめざせます。

バックオフィスBPOのプロジェクトも多様で、金融業から官公庁、建築・土木、製造、メーカー、物流など、幅広い業界でプロジェクトを展開しています。

さらに、部署ごとに明確なキャリアステップを用意。システムエンジニアからプロジェクトマネージャー、あるいはオペレーターからスーパーバイザーやマネジャーなどへ成長する道が開かれています。

まとめ|BPO企業でどんな会社でも通用できる人材へ

BPOサービスは、お客様企業の課題を理解し、プロジェクトの立案から運用、改善までを担う仕事です。本質的な業務改革に関わる経験を積む中で、調整力、業務設計力、改善提案力、チームマネジメント力など、あらゆる業界で高く評価されるスキルを養うことができます。

トランスコスモスのBPOサービスは、幅広い領域をカバーしており、システムエンジニア・インフラエンジニア、機械設計、バックオフィスなど、自分の経験を活かした働き方ができます。経験を重ねてスキルを高められれば、スーパーバイザーやプロジェクトマネージャーへとキャリアアップすることも可能です。

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