顧客志向、チームプレー志向、学習意欲…BPO業界で評価される経験と求められる人物像

BPO業界と聞いても、イメージが湧かないという方も多いのではないでしょうか。営業、販売、バックオフィス、システム運用、コールセンター・ヘルプデスクなど、特定の組織の業務を一括で請け負うBPO「ビジネスプロセスアウトソーシング」は、IT業界や建築・土木業界、製造業などの人手不足を背景に、成長を遂げているサービスです。

今回は、BPO業界で評価される経験や人物像について解説し、トランスコスモスのBPOサービスで実際に働いているメンバーの仕事ぶりも紹介します。「BPO業にはどんな仕事がある?」「必要なスキルは?」といった疑問がある方は、ぜひご一読ください。

BPO業界で評価される経験

BPO業界では、企業の業務プロセスを一括して請け負い、安定的に運用するとともに、業務改善やコスト削減を実現させるサービスです。個々の業務を遂行するメンバーと、チームを統括するリーダー・マネジャーは求められる知識・スキルが変わってきます。

現場で業務を進めるスタッフは、IT関連や事務などの業務スキルが必要ですが、チームをマネジメントする役割は、コミュニケーション力、管理スキル、顧客志向マインドとともに、担当する顧客の業界やサービスに関する知識も求められます。

バックオフィス業務のBPOサービスは、人事労務や経理などの経験がある人や、デスクワークが得意な人が現場の業務を担っています。数字を扱う細かな作業が多いため、責任感があり正確な仕事ができる人が活躍できる職場です。

ITやデジタル技術を活用したBPOサービスも多いため、ExcelのVBAが扱える人や、ITツールに関する知見がある人も歓迎されます。システム開発やインフラ構築と保守・運用のチームでは、開発・運用の経験とベーシックな技術に加えて、データ管理や分析、レポーティングなどのスキルがあれば評価が高まります。

BPO業界で求められる人物像

ここからは、BPO業界で求められる人物像を紹介します。

BPOサービスで実際にどのような人が活躍しているのか知りたい人は、ぜひトランスコスモスBPO事業・採用ホームページの中途社員インタビューをご覧ください。転職の経緯や入社時の意気込み、今のポジションなどを語っており、BPO業界で活躍する人物像を知ることができます。

顧客志向が高い

BPO業界では、お客様企業の業務を請け負うため、「お客様企業の発展に貢献したい」という強い気持ちを持つ人が向いています。

同じ業務内容のBPOサービスであっても、企業によって求められることも変わります。お客様それぞれが求める成果を把握し、優先順位を付けて改善を進められる人は、社内外から信頼されるでしょう。任された仕事をこなすだけでなく、率先して効率化に取り組んだり、お客様の細かな依頼に柔軟に対応したりと、主体的に動く人が活躍できます。

前職は海外の日系企業のバックオフィスとして働いていた山崎さん。トランスコスモスに入社後は、VBAスキルを活かして、お客様の課題に合わせた業務効率化ツールを作成してきました。自分の学びが誰かの安心や喜びにつながることをやりがいに感じ、現在は業務効率化のノウハウやマクロの知識を伝えるなど、人材育成にも取り組んでいます。
▶山崎さんのインタビューはこちらよりご覧いただけます。

チームで働くのが好き

BPO業界では、お客様企業の担当者やプロジェクトメンバーと協力しながら、さまざまな業務をこなします。メンバーと業務効率化やミスの予防対策に向けて話し合ったり、お客様企業にヒアリングを行なったりと、コミュニケーション力が問われる場面も多い仕事です。一人で黙々と仕事をこなすより、仲間と連携しながら目標に向かえる人に向いています。

自分の技術やノウハウを、若手に伝えていくことも大事な仕事です。トランスコスモスのBPOサービスでは、当初はプレーヤーとして業務のサポートを行い、徐々にチームをまとめるリーダーや責任者へとキャリアステップを踏んでいきます。

子育てをしながら派遣社員として働いていた名越さんは、自分のキャリアを見つめ直し、「大きな成果をチームで成し遂げたい」と思うようになりました。トランスコスモスなら、これまでの経験を活かしつつ仲間とともに大規模な仕事に取り組めると考え、2019年に入社。現在は、グループ責任者として、チームメンバーと助け合いながら同じ目標に向かって進めることに充実感を感じ、育児と仕事の両立にも成功しています。
▶名越さんのインタビューはこちらよりご覧いただけます。

学習意欲が高い

BPO業界は、さまざまな業態や規模のお客様企業に関われるのが魅力のひとつです。学ぶべき知識・技術は多岐にわたるため、学習意欲が高い人に向いている仕事ともいえます。

BPOサービスは単なる業務代行ではなく、お客様企業の事業戦略を推進するパートナーです。お客様企業の業界の知識や事業戦略を深く理解することが求められます。請け負う業務に応じた各種システムやツール、生成AIサービスなどIT分野における専門的知識・技術も必要です。実際の仕事のなかで、業界特化の知識や業務のノウハウ、最新技術やツールの活用法を習得することができます。

前職でITヘルプデスクとして働いていた東さんは、最初はITのことがまったくわからないIT未経験者でした。当時は協力会社であったトランスコスモスの社員に、真摯に仕事に取り組む姿勢を評価されたことがきっかけとなり、転職を決意しました。入社5年目でERP事業の課長となり、現在は業界大手2社を担当するマネジャーとしても活躍しています。
▶酒井さんのインタビューはこちらよりご覧いただけます。

ITやデジタル技術、業界ニーズが高い専門スキルがある

BPOサービスでは、業務の最適化や効率化のためにデジタル技術を活用することが多く、開発や運用に携われる技術者だけでなく、AIや業務ツールを使いこなせる事務職も即戦力として評価されます。

建築・土木業界のBPOサービスなら3DCADやBIM・CIM関連、自動車業界や家電業界など組み込みソフトウェア開発ならMBD、USDM、XDDPなど、業界・領域特化の専門スキルもすぐに仕事に活かせるでしょう。

とはいえ、技術者や専門人材だけがBPO業界で採用されるわけではありません。担当するお客様の業界で必要となるスキルや知識については、仕事を通じて段階的に身に付けることもできます。

前職で施工管理を担当していた酒井さんは、学生時代に専攻していた設計職を諦めきれず、トランスコスモスへ転職。現在はBIMを用いた建設設計・施工関連の支援を担当する傍ら、社内研修や大学のBIM講師としても活躍しています。
▶酒井さんのインタビューはこちらよりご覧いただけます。

まとめ|BPO業界が向いている人とは?

BPO業界は、お客様企業の立場で物事を考えられる顧客志向の高い人に向いています。また、メンバーや関係企業とのやり取りも多いため、チームで大きな仕事を成し遂げたい人に適した仕事です。指示されたことをこなすのではなく、自発的に改善策を考える向上心がある人も活躍できるでしょう。

トランスコスモスのBPOサービスなら、さまざまな業態・規模のお客様企業と関わることができます。めざすキャリアに必要な技術を習得する機会もあり、チームビルディングやマネジメントにチャレンジすることも可能です。
トランスコスモスBPOサービスは、担当するサービスや業界ごとにさまざまなキャリアの選択肢があります。詳しく知りたい方は、事業部紹介のページから、各サービスのキャリアステップをご覧ください。

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