事務職の正社員転職で評価される人・されない人の違いとは?

事務職としてキャリアを積み、正社員転職をめざすなら、事務職の評価ポイントや重視される経験を押さえておいたほうがいいでしょう。データ入力や書類管理といったオフィスワークの経験に加えてプラスアルファのスキルがあると、事務職でも年収アップが見込めます。

この記事では、事務職の正社員転職を目指す人に向けて、評価されるスキルや採用されやすいポイントを解説します。さらに、トランスコスモスのBPOサービスの仕事で得られる経験を通して、市場価値を高める方法もお伝えします。

1. 経理事務、人事事務、特許事務、貿易事務…専門性の高い職種は有利

事務職の中でも、特定の分野の経験は、転職で大きな強みになります。専門性が高いほど、年収や市場価値も高くなる傾向があります。

たとえば、以下のような職種やスキルは、専門性が高いと評価されるポイントとなります。

経理事務簿記、会計ソフト、月次・年次決算補助、予算管理・コスト分析補助
人事事務社会保険・労務管理、採用・研修運営経験
特許事務知的財産関連書類作成・管理、出願補助
貿易事務輸出入手続き、国際物流経験、トラブル対応、語学力

書類作成や電話応対、データ入力などが基本業務となる一般事務と比べると、専門性の高い人材は代替がききにくく、企業にとって欠かせない存在となります。特に近年は、経理・人事・貿易事務などの分野で法改正や国際取引の複雑化が進んでおり、柔軟に対応できる人材は非常に貴重です。

2. 大企業・大規模組織の経験

勤務先の規模や組織構造も、転職での評価に影響します。大企業・大規模組織での経験は、部門間の利害を調整しながら業務を進めるコミュニケーション力や、プロジェクトを推進して課題を解決する実行力といったスキルの裏付けとなります。加えて、複雑な業務フローや社内規定にも対応できる柔軟性と正確性も備えているとみなされ、転職市場でも高く評価されやすいといえます。

一方、小規模事業所のみでの経験しかない場合、多方面との連携や複雑な調整を行う機会が限られるため、採用側からは対応力が不安と見做されるケースもあるようです。

たとえば、同じ経理事務でも、大手企業で年間決算や監査対応を経験した人と、中小企業での伝票処理のみを担当してきた人とでは、前者のほうが能力の高さを示しやすくなります。このため、事務職の正社員転職でキャリアアップをめざすためには、規模の大きい組織での経験や、多様な業務に関わることも重要なポイントです。

3. 管理職・リーダー経験

チームのまとめ役や後輩指導、業務改善プロジェクトのリーダー経験も、転職時の評価ポイントとなります。これらの経験は、責任感や主体的に課題を解決する力を示す証明となり、転職先でも「自律的に動ける事務職」として認識されます。

さらに、プロジェクト進行管理や複数部門との協働経験があれば、担当業務の幅広さや責任範囲の大きさもアピールできます。リーダー経験がある人は、チーム全体の成果や業務効率改善にも貢献できるため、採用側から見ても即戦力として期待されやすくなります。

事務職のキャリア形成において、このような管理職やリーダー経験を積むことは、市場価値を高めるだけでなく、より高度な業務やプロジェクトに挑戦するチャンスにもつながります。

4. 他部署・多職種との連携の経験あり? もしくはルーティンワーク中心?

事務職の経験がルーティンワーク中心なのか、それとも他部署や多職種と連携しチームワークを発揮しながら課題解決に取り組んできたのかによって、転職市場での評価は大きく変わります。

たとえば、営業部や購買部と協力して予算管理やコスト削減支援を行った経理事務や、各部門と連携して採用・研修・労務管理の改善を進めた人事スタッフは、課題解決力・調整力・コミュニケーション力といった付加価値を持つ人材として評価されます。

特に大手企業や大規模なプロジェクトでは、周囲と連携しながら自律的に動ける人材が重宝されます。採用担当者からも、「将来的に管理職候補になれる人材」と見なされ、市場価値や年収の向上にもつながるでしょう。

5. トランスコスモスBPOで事務職としての市場価値を高めよう

トランスコスモスのBPOサービスでは、事務職としての経験を活かしながら専門性を磨き、チームリーダーやスーパーバイザーへとステップアップできる環境があります。事務処理にとどまらず、IT活用や業務改善の経験を積める点が大きな魅力です。また、多岐にわたる業界のお客様企業と関わり、大規模なプロジェクトに挑戦するチャンスもあります。

コーポレートバックオフィストランスフォーメーション本部では、経理・人事・調達/購買といったバックオフィス業務を幅広く支援。日々の入力・仕分けや発注処理といった定型業務から、社労士・税理士との連携を伴う高度な対応まで、幅広いスキルを身につけることができます。さらに、DX推進やオペレーションの自動化にも関わるため、次世代のバックオフィス業務に直結する知識も習得可能です。

ビジネススマートソーシングサービス本部では、保険・官公庁・自治体といったお客様向けに、申請受付・審査・問い合わせ対応をワンストップで提供しています。AI OCRやRPAを活用した業務効率化やデータ活用の仕組みづくりにも携わり、顧客企業の業務改革と競争力向上に貢献。大規模なプロジェクトを担当する機会も多いため、スキルの幅を広げながら市場価値を高められます。

トランスコスモスのBPOサービスで経験を積めば、専門性とマネジメント力、そしてITスキルを総合的に磨くことができます。専門性の高い事務職としてさらなるスキルアップをめざす人は、BPOサービスの採用サイトをご覧ください。