機械設計エンジニアの3つのキャリアパスを比較 マネジメント、スペシャリスト、セールスエンジニア

機械設計エンジニアのキャリアパスは、主に3つあります。ひとつは、プロジェクト全体を統括するマネジメント系。もうひとつは、専門分野を極めるスペシャリスト系。そして、技術と営業を結びつけるセールスエンジニア系です。

この記事では、機械設計エンジニアがめざせる3つのキャリアパスについて、それぞれの仕事内容や必要なスキルを解説します。さらに、トランスコスモスBPOで得られる成長機会についても紹介するので、キャリアの方向性に悩む機械設計エンジニアは、ぜひご覧ください。

1. 機械設計エンジニアの仕事内容

機械設計エンジニアは、自動車・産業機械・精密機器など、製品の設計や開発に携わる職種です。CADを用いた図面作成や部品の構造解析、試作・評価を通じて、安全性・機能性・コストを満たす製品を生み出します。

また、顧客や社内の関係部署との調整、量産に向けた工程設計など、業務範囲は多岐にわたります。技術力はもちろん、プロジェクト推進力やコミュニケーション力も必要です。

機械設計エンジニアとして経験を積んだあとは、自身の得意分野や志向に応じて、さまざまなキャリアパスが広がります。大きく分けると、以下の3つの方向性が考えられます。

  • マネジメント系(プロジェクトマネージャー、リーダー)
  • スペシャリスト系(高度専門技術者)
  • セールスエンジニア系(技術営業職)

ここからは、機械設計エンジニアのキャリアパスのそれぞれの方向性と、求められるスキルを見ていきましょう。

2. キャリアパス① プロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダー

機械設計エンジニアのマネジメント系のキャリアの代表例として、プロジェクトマネージャー(PM)や、プロジェクトリーダーが挙げられます。数名〜数十名のエンジニアを率いて、納期・品質・コストを守りながら開発を進める役割です。設計業務そのものよりも、プロジェクト全体を管理・推進する立場へとシフトするのが特徴です。

必要なスキル・知識

  • 進捗管理、リスク管理、リソース配分を行うマネジメントスキル
  • チームのモチベーション維持、部下の育成を行うリーダーシップ
  • 顧客、購買、製造部門など関係部署との調整を行う折衝力・調整力
  • 設計工程だけでなく、製造・品質・コスト管理も理解できる幅広い知識

プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーをめざすなら、設計スキルに加えて、プロジェクト全体の進行を円滑に進めていく経験を積むことが重要です。小規模ながらも進捗管理やメンバーのサポートを任される経験は、マネジメントスキルを養うために役立ちます。

機械設計に限らず、製造・品質・コスト管理といった幅広い工程に対する理解は、全体最適の視点を身につけるうえでも大切です。

3. キャリアパス② スペシャリスト

機械設計エンジニアのスペシャリストは、特定の技術・分野に関する高度な理解や問題解決力を強みに、プロジェクトや製品開発を技術面から支える役割です。スペシャリスト系のキャリアを目指す場合、特定の分野や技術領域に深く精通し、社内外で技術的なリーダーとして認められることが必要となります。

必要なスキル・知識

  • CAD、CAE、構造解析、機構設計などの高度な専門知識
  • 設計上の課題を技術的に分析し、最適解を提案できる問題解決力
  • 技術的な知見をもとに、設計改善や新製品開発を提案する力
  • 最新技術に関する、材料や製造プロセス、業界動向の知識

機械設計エンジニアのスペシャリストとして活躍するためには、自分の担当領域を追及し、深く設計・解析に携わる経験を重ねることが大切です。ひとつの製品について機構設計や解析を一貫して担当し、難易度の高い課題の解決に取り組むといった経験は、専門技術力や問題解決力を身につけるために役立ちます。

また、新しい材料や技術の導入を検討したり、設計改善の提案を行ったりすることで、提案力や技術的視野が広がります。社内外の技術動向や製造工程を理解し、応用できる経験を積むことも、スペシャリストとしての価値を高めるために欠かせません。

4. キャリアパス③ セールスエンジニア

セールスエンジニアとは、技術と営業を結びつける役割を担うエンジニアのことです。製品やサービスの技術的な内容を深く理解したうえで、顧客のニーズや課題に応じた最適な提案を行います。機械設計エンジニアは、専門的な設計知識と現場経験を活かし、説得力のあるセールスエンジニアとして活躍することが可能です。

必要なスキル・知識

  • 設計・構造・製造の基本知識を理解し、顧客に説明できる力
  • お客様企業との折衝や社内調整を円滑に進めるコミュニケーション力
  • 技術的根拠に基づいて製品やソリューションを提案するプレゼンテーション力
  • 顧客ニーズや競合製品の動向を把握する市場分析・理解

セールスエンジニアとして活躍するためには、お客様企業への訪問や提案活動を行い、実際に折衝や仕様調整の経験を積むことが必要です。経験を重ねる中で、対人スキルやプレゼンテーション力が磨かれ、さらに市場動向や競合情報を把握することで、製品開発と営業活動を結びつける価値の高い人材として成長できます。

5. トランスコスモスBPOで機械設計エンジニアのキャリアを実現しよう 

トランスコスモスのBPOサービスでは、機械設計エンジニアのキャリア形成を多角的に支援しています。お客様企業の業界は多岐にわたり、自動車、産業機械、精密機器など幅広い設計業務に携われるのが大きな特徴です。

大規模なプロジェクトに参加する機会も豊富で、顧客と直接やり取りしながら折衝力やプレゼンテーション力を磨くことができます。さらに、最新のCAD/CAE環境や解析業務に携わりながら、スペシャリストとして専門技術を深めることも可能です。

さまざまな経験を通じて、マネジメント系、スペシャリスト系、セールスエンジニア系のいずれのキャリアパスにも対応できる力を養えるのが、トランスコスモスBPOの強みです。キャリアの方向性に迷っている機械設計エンジニアも、さまざまなプロジェクトを経験する中で、自分がめざしたい道を見つけられるでしょう。

機械設計エンジニアとして一歩先へ踏み出したい方は、ぜひトランスコスモスBPOの採用サイトをご覧ください。

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