トランスコスモス株式会社のBPO部門が、「第10回HRテクノロジー大賞」の採用部門優秀賞を受賞しました。企業の成長を支える重要なテーマである人材の採用において、デジタルの力を活用した先進的な取り組みが評価されました。今回は、BPO部門の取り組みと受賞理由を紹介します。
トランスコスモスのBPO部門取り組み
トランスコスモスは、企業の業務プロセスを外部に委託する「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」を展開しています。単なる作業代行ではなく、業務プロセスの改善やコスト削減施策を行い、業務の質や生産性の向上を実現させています。
高品質のサービスを提供していくなかで、トランスコスモスが注力しているのが、BPOとデジタル技術を組み合わせた「Digital BPO®」です。これは、AIやRPAなどの最新テクノロジーを駆使して業務プロセスそのものを変革し、お客様企業のビジネスの成長を支援するサービスです。
金融・情報通信、流通、建築・土木、官公庁・自治体など幅広い業界・領域の課題解決に携わっており、企画、事務、物流、経理、人事、販売、機械設計、システム開発、DX推進など多様な業務に対応できるのも特徴のひとつです。お客様の組織と仕事を変えるデジタル技術とノウハウは、自社の採用プロセスの改善においても活用されています。
「HRテクノロジー大賞」とは?
「HRテクノロジー大賞」は、日本のHRテクノロジーや人事ビッグデータ(アナリティクス)における優れた取り組みやサービスを表彰することで、この分野の進化と発展に貢献することを目的としています。人事領域におけるデジタル技術の活用を推進し、企業の生産性向上や働き方改革を後押しする革新的なソリューションや、先進的な事例が評価の対象となります。
トランスコスモスのBPO部門が選ばれた理由
今回の受賞は、トランスコスモスのBPO部門における採用活動で、AIを活用した面接プロセスの可視化と改善への取り組みが高く評価されたことによるものです。
採用活動における面接は、応募者の能力や適性を判断する重要なプロセスですが、面接のフローや評価基準が主観的・属人的になりがちという課題がありました。トランスコスモスはこれを改善すべく、採用DXサービスを導入。面接官の表情、話し方、質問内容などをAIの活用で客観的なデータとして分析し、面接を「見える化」しました。
この分析結果をもとに、AI採点機能付きのeラーニングと個別フィードバックを実施。自身の強みと改善ポイントを把握できる機会を作ることで、面接官は自社の魅力をより効果的に伝えられるようになりました。成果が出たことも、「採用活動の質の向上と人材獲得力強化に寄与する優れた取り組み」という評価につながったのではないでしょうか。
この取り組みを通じて実現したかったのは、面接で求職者の方々の魅力を最大限に引き出し、入社後のミスマッチを防ぐことです。 「面接で緊張してうまく話せなかった…」 「入社してみたら、何か違った…」といった後悔を可能な限り減らすために、安心感と納得感を大事にしながら、みなさんと真摯に向き合います。
トランスコスモスのBPO部門は、自社の業務や採用の生産性向上と、お客様の組織・業務の改善を両輪で推進していきます。事業やサービスの具体的な内容や、採用・求人情報に興味がある方は、採用サイトをご確認ください。