生成AIの普及、DX推進、そして深刻なIT人材不足を背景に、システムエンジニアの需要は増加しています。平均年収は約580万円ですが、役職や経験年数によって差があります。
この記事では、2026年の最新動向に基づき、システムエンジニアの平均年収を「年齢・経験」「企業規模」「役割・ポジション」別に解説します。
【企業規模別】SEの平均年収
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、システムエンジニアが含まれる「ソフトウェア作成者」の平均年収は、約580万円です。日本全体の平均年収(約340万円)と比較すると、高い水準にあることがわかります。
システムエンジニアの平均給与を、企業規模別に見てみましょう。
企業規模別 SEの平均年収
| 全体 | 約580万円 |
| 10~99人 | 約518万円 |
| 100人~999人 | 約554万円 |
| 1,000人以上 | 約640万円 |
一般的に、大企業になるほどシステムエンジニアの平均年収は高くなる傾向があります。この背景には、大企業ほど資本力があり、大規模案件や一次請け(元請け)案件を多く扱っていることが挙げられます。
特に一次請け案件では、顧客企業と直接やり取りしながら、要件定義や設計などの上流工程に関わる機会も増えるため、高い専門性やマネジメント力が評価されやすくなります。また、クラウドやAI、データ基盤などの先端分野への投資も活発であり、スキルアップと年収アップを両立しやすい環境が整っていると言えるでしょう。
【年齢・経験年数別】SEの平均年収
次に、年齢と経験年数がシステムエンジニアの年収にどう影響するかを見てみましょう。
一般的に経験年数の蓄積は昇給の大きな要因ですが、現在のIT市場では「勤続年数」以上に、「どのようなスキルを習得し、いかなる実績を残してきたか」という実力がよりシビアに評価される傾向にあります。
年齢・経験年数別 SEの平均年収
| 0年 | 1~4年 | 5~9年 | 10~14年 | 15年以上 | |
| 20~24歳 | 約309万円 | 約366万円 | 約441万円 | ― | ― |
| 25~29歳 | 約386万円 | 約446万円 | 約466万円 | 約450万円 | ― |
| 30~34歳 | 約444万円 | 約501万円 | 約532万円 | 約516万円 | 約559万円 |
| 35~39歳 | 約442万円 | 約597万円 | 約600万円 | 約600万円 | 約603万円 |
| 40~44歳 | 約507万円 | 約629万円 | 約621万円 | 約690万円 | 約630万円 |
| 45~49歳 | 約579万円 | 約648万円 | 約734万円 | 約746万円 | 約662万円 |
35歳以降、経験年数5年以上の層で年収600万円台が定着します。
一方、40代以降を見ると、15年以上のベテラン層よりも、「10〜14年」の層の方が年収が高いという逆転現象が見られます。最新技術への適応力と現場での実践力が、市場で高く評価されていると考えられます。
【役割・ポジション別】SEの平均年収
システムエンジニアの年収は、経験年数だけでなく、「どのような役割を担っているか」によって大きく変わります。
特に近年は、単なる開発スキルだけでなく、プロジェクト全体を推進する力や、専門領域における高度な技術力が重視される傾向が強まっています。
情報通信業における役職・年齢階層別の平均年収
| 係長 | 課長 | 部長 | |
| 20~24歳 | 約426万円 | ― | ― |
| 25~29歳 | 約621万円 | 約745万円 | 約592万円 |
| 30~34歳 | 約688万円 | 約814万円 | 約962万円 |
| 35~39歳 | 約768万円 | 約921万円 | 約891万円 |
| 40~44歳 | 約761万円 | 約957万円 | 約1,265万円 |
| 45~49歳 | 約771万円 | 約991万円 | 約1,164万円 |
役職やポジションが上がるにつれて、責任範囲は「自分の担当業務」から「チーム・組織・経営課題」へと広がっていき、その責任の大きさがダイレクトに年収へ反映されています。
係長では30代後半に700万円を超え、課長や部長になると、40代以降は900〜1,000万円以上も視野に入ります。ポジションが上がるにつれ、20代後半や30代前半でも高年収をめざすことが可能です。
キャリアを加速させるトランスコスモスのBPOサービス
システムエンジニアが年収を伸ばすには、クラウドやAIといった最新技術をキャッチアップしつつ、要件定義や基本設計といった上流工程のスキルを磨くことが不可欠です。
「上流工程を極めたい」「マネジメントに挑戦したい」と考えるエンジニアにとって、大きな成長機会となるのがBPOサービスです。BPOサービスでは、金融、製造、物流、公共、建設など、多様な業界のプロジェクトに携わり、「システムがどのようにビジネスへ貢献するのか」という視点から、業務改善やDX推進に関わることができます。
トランスコスモスは、企業のビジネスプロセスを最適化するBPOのリーディングカンパニーです。プロジェクトでは、要件定義やクラウド移行、セキュリティ強化、DX推進など幅広い領域を担当し、技術だけでなく、業務理解やマネジメント視点も実践的に身につけることができます。
また、大企業のプロジェクトも多く、20代・30代のうちから、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーとして活躍できるチャンスがあります。顧客企業やベンダー、運用部門など、多くのステークホルダーと連携しながらプロジェクトを推進する経験は、市場価値の高いキャリア形成につながります。
まとめ ― 2026年、選ばれるエンジニアになるために
システムエンジニアとして年収や市場価値を高めていくためには、開発スキルだけでなく、マネジメントや上流工程へと役割を広げていくことが重要になります。
これからの時代に求められるのは、ビジネス課題を理解し、「どのような仕組みを作るべきか」を定義できるエンジニアです。業務改善やDX推進の視点を持ちながら、システムを通じて企業価値を高められる人材こそ、AI時代においても代替されにくい存在になっていくでしょう。
トランスコスモスのBPOサービスでは、多様な業界のDX推進や業務改革プロジェクトに携わりながら、技術とビジネスの両面から成長できる環境が整っています。
また、個人の志向に応じて、技術スペシャリストやプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーなど、さまざまなキャリアパスをめざすことが可能です。
技術力だけでなく、マネジメント力や課題解決力を兼ね備えたエンジニアは、今後さらに市場価値を高めていくでしょう。トランスコスモスのBPOサービスで、企業の変革を支えるエンジニアとして、次のキャリアへステップアップしてみませんか? 仕事内容、キャリアステップ、最新の求人情報を知りたい方は、トランスコスモスBPOの採用サイトをご覧ください。
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